吉野畳店〒125-0061 東京都葛飾区亀有1-25-12
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 Q:畳の機能って?

畳の機能と効能・・・7つの効果
温度調節・・・・夏涼しく、冬は暖かい。
湿度調節・・・・夏は水分を自然に吸湿したり、空気が乾燥すると反対に放湿する機能を持っています。
空気清浄・・・・シックハウスの原因となるホルムアルデビドや二酸化窒素を吸着し、空気を清浄する効果があります。
香り・・・・畳のやさしい香りが心を癒してくれます。自然のアロマテラピー
弾 力 性・・・・適度な弾力性があり、転んでも怪我をしにくい。
防音吸音・・・・畳は、ショックを柔らげる力の他に、音や振動を吸収してくれます。

抗菌効果・・・・い草には、水虫の原因となる白癬菌や、大腸菌O-157などに対して抗菌効果があります
 
TOPICS近年の様々な研究で畳の新しい効能などが発表されています。詳しくはコチラ



 Q:畳の構造って?

A:たたみは主に畳表・畳床・畳縁の3点で構成されています。
それぞれ様々な種類・サイズがありますが、下記の写真は現在の標準的な畳と考えて頂いて差し支えないと思います。





 Q:畳の歴史は?

A:日本文化の多くが中国伝来のものが多い中で畳は日本固有の敷物です。
畳が初めて文献に登場するのは、古事記にそれらしき記述が登場してきます。菅畳八重、皮畳八重などの記述があり、当初は畳床などはなくコモなどの敷物を重ねたものだといわれています。
現在のような形状となったのは平安時代で、板の間に敷く置き畳が主流で一部の特権階級のために作られ使用されていたようです。畳の厚さや縁の色まで階級・身分によって使用できるものが決められていました。
源氏物語絵巻の中にも畳が描れています。鎌倉から室町時代にかけて書院造りの建築様式が生まれ部屋全体に敷き詰める使い方に発展しました。
このように貴族階級や武士が使用していました。江戸時代に数奇屋造や茶道の発展により次第に町人の家にも畳が敷かれるようになりました。
明治以降は一般にも普及し始め、畳敷きの部屋が一般家庭でも増えたようです。



 Q:畳のサイズって色々あるの?

A:畳の寸法(サイズ)は1枚ごとに違います。規定のサイズはおおまかにはありますが、基本的には全て部屋のサイズに合わせて測って作るフルオーダーです。(既製品の置き畳などは例外)地域によって畳のサイズ(および名称)が異なります。
  • 京間(本間):95.5×191.0cm/主に近畿・中国・四国・九州
  • 中京間(三六間):91.0×182.0cm/主に愛知・岐阜・三重
  • 関東間(五八間):88.0×176.0cm/主に静岡以北
  • 団地間(五六間):五八間より小さい。基準は無いが、85×170cmくらい。/全国
現在住宅基準も関東間が基準とされていて五八サイズが主流を占めています。また、団地間についてですが、畳材料は五八間サイズを用いて加工されています。

傷んでいる畳と傷んでいない畳の位置を入れ替えるのは、基本的に不可です。無理やり敷き込むと畳を傷めますので畳屋にご相談下さい。



 Q:畳のお手入れ方法は?

A:余計な水分は、カビのもと。お掃除は、畳の目に沿って掃除機+カラ拭きが基本です。市販の不織布モップが便利でしょう。特に表替や新畳工事時では水拭きは厳禁です。どうしてもという時は、濡らしたタオルを洗濯機で脱水し、余分な水分を飛ばしてからに使用するようにしましょう。
畳に限らず、住まいは湿気を嫌います。昔は暮れの大掃除の時に畳をあげて干したものですが、近年の住宅環境では不可能に近くなっています。
畳の端を持ち上げ、空き缶などを挟んで床と畳の間に風を通したり、天気の良い日に窓を空けて換気をしたり、エアコンの除湿機能を使って湿気を溜めないようにするのも大切です。



Q:畳にものをこぼしてしまったら?

汚れの種類   お手入方法
 コーヒー・茶・ジュース・酒・醤油・ソース すぐにタオルやペーパー等で吸い取り、食塩をかけます。食塩が湿ってきたら、歯ブラシ等で畳の目に沿ってこすり、掃除機をかけてください。色がしみている時は、漂白剤をつけてこすり、硬く絞った布で拭き取ります。その後、水拭き、乾拭きを十分に行ってください。 
 ガム  シンナーかベンジンを布に浸して拭き取ります。畳の目につまっている時は、布の上からアイロンをあてて、柔らかくして取り除きます。
 クレヨン・化粧品  住まいの洗剤を歯ブラシに付けて、畳の目に沿ってこすり落とします。その後、水拭き、乾拭きしてください。
 水溶性インク  ペーパーなどで吸い取り、牛乳を布浸して拭き取ります。その後、水拭き、乾拭きを繰り返してください。
 灯油  布にアルコールを付けて拭き取り、乾拭きしてください。


 Q:畳にカビが発生したら?

A:カビの生えた部分を乾いたブラシやタオル等でよく拭き取って下さい。次に消毒用アルコール(消毒用エタノール)を布に染み込ませ、丁寧に拭き取ってください。その後、風通しをよくし、十分な換気をしてください。天気の良い日に、畳を天日干しすることも効果的です。(ダニの発生を防ぐ効果もあります)



 Q:畳に家具などの跡がついてしまったら?

A:ぬらしたタオルをあててからスチームアイロンをかけると目立たなくなります。アイロン後は十分に乾燥させてください。
また、テレビ台の脚などの脚部面積の小さいものは少し大きめのあて板をすると力が分散されて跡になりにくくなります。



 Q:畳の上にカーペットを敷いてもいいの?

A:答えは「ノー」です。畳の上に絨毯などを敷き詰めてしまうと、畳と絨毯の間にほこりや湿気がたまり、ダニ・カビが繁殖しやすくなる為不衛生です。また、畳表の目がつぶれたり痛みやすくなってしまいます。
とは言え、冬場などはホットカーペットを敷いたり、使用頻度が激しい所には上敷きゴザを敷いたりすることもあるでしょう。そのような時は掃除の際に敷き物を上げて、下の畳の部分も掃除するように心掛けましょう。



 Q:畳の下に新聞紙を敷いてもいいの?

A:答えは「ノー」です。新聞紙は、湿気がたまりやすいので、できるだけ敷くのは避けてください。 湿気の多い場合は、各種、防虫・防湿紙がございますので、ご相談ください。  




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